売上とパーセプション ~市場をつくる新発想を身に着けよう~
概要
「パーセプション」は、消費者が商品やサービスに持つ「認識」を意味します。
今の時代、認知度が高ければ売れるわけではありません。商品やサービスを選ぶ際、生活者の頭の中に浮かぶ好意的な選択肢=想起集合に入るための重要な要素が、このパーセプションです。
例えば、小さい容器の洗剤が優れているとの認識が広まっていた中、アリエールは洗濯の除菌の大切さを伝えてシェアを獲得しました。
また、子供向けとされていた森永ラムネは「二日酔いに効果がある」というイメージを浸透させ、大人の顧客を増やしました。
さらに、Zoomは会議は実際に人が集まる場所でのみ行われるものという考えを覆し、オンラインでの会議が可能であることを示し導入企業を大幅に伸ばすことに成功させました。
これらの例のように、売上をあげるためには単に認知されるだけでは不十分で、商品やサービスがポジティブに想起される状況を作り出すこと、すなわち「パーセプション」の構築が必要です。
この考え方は、大企業だけでなくスタートアップや中小企業にもあてはまります。ステークホルダーの持つパーセプションを変革することで、ビジネスの成長を後押しする可能性を秘めています。
今回の特別イベントは、「世界でもっとも影響力のあるPRプロフェッショナル 300人」に『PR WEEK』誌に選出されたPR専門家であり、『戦略PR』『ナラティブカンパニー』『PERCEPTION』などの著書を多数持つ本田さまをお迎えし、自分たちに有利なパーセプションを生み出すとはどういうことか、そして具体的にそれはどのように実現するのかについて解説します。
※特別イベントはアーカイブ動画の配信を行いません。イベント終了後の振り返り記事のみ公開します。
こんな人におすすめ
- 認知度が高いはずなのに、商品・サービスが売れないと感じている方
- パーセプションとは何かを学びたい方
- パーセプションを構築するには何をすべきなのかを知りたい方
登壇者
- 本田 哲也氏株式会社 本田事務所 代表取締役/PRストラテジスト
「世界でもっとも影響力のあるPRプロフェッショナル300人」にPRWEEK誌によって選出された日本を代表するPR専門家。セガの海外事業部を経て、1999年にPR会社フライシュマン・ヒラードの日本法人に入社。2006年にブルーカレント・ジャパンを設立し代表に就任。P&G、花王、ユニリーバ、アディダス、サントリー、トヨタ、資生堂など国内外の企業のPR支援を手掛ける。19年より、株式会社本田事務所としての活動を開始。『パーセプション 市場をつくる新発想』(日経BP)、『戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。
- 池田 紀行株式会社トライバルメディアハウス 代表取締役社長
1973年横浜生まれ。マーケティング会社、ビジネスコンサルティングファーム、マーケティングコンサルタント、クチコミマーケティング研究所所長、バイラルマーケティング専業会社代表を経て現職。大手企業300社以上の広告宣伝・広報・販売促進を支援。JMA(日本マーケティング協会)マーケティングマスターコース講師。年間講演回数は50回以上、延べ3万人以上のマーケター指導に関わる。近著『業界別マーケティングの地図』(日経BP)、『マーケティング「つながる」思考術』(翔泳社)、『売上の地図』(日経BP)、『自分を育てる働き方ノート』(WAVE出版)など著書・共著書多数。