サイレントカスタマーの真実とリピート売上 ~顧客離脱のリアルと回避法~
概要
過去の講座で繰り返しお伝えしてきたように、売上には「トライアル売上」と「リピート売上」の2種類しかありません。「トライアル売上」の重要性については言うまでもありませんが、一方で新規顧客を獲得できたとしても、顧客が流出する「バケツの穴」をふさがない限り、収益の安定は望めません。
今回は『こうして顧客は去っていく サイレントカスタマーをつなぎとめるリテンションマーケティング』(日本実業出版社)を執筆された、國學院大學経済学部 教授の宮下雄治さんをゲストにお招きして、顧客が離脱する理由を紐解き、ビジネスの「診察・診断・治療」を始めるための基本を、実際の事例を交えて解説いただきます。
離脱する顧客の多くは企業に不満を表明することをせず、何も言わずに去っていく「サイレントカスタマー」であると言われています。そのため、顧客が離脱する理由を突き止めるのは容易ではありません。本イベントでは宮下雄治さんに顧客が離脱する際に多く見られるパターンや、顧客維持戦略を強化するためのポイントについて伺います。
リピート購入を促進し、自社商品やサービスを顧客に使い続けてもらうためのヒントを得たい方はぜひご参加ください。
こんな人におすすめ
- 顧客のことを理解できているか不安な方
- 既存顧客向けの施策に手応えを感じられていない方
- リピート売上を伸ばしたい方
登壇者
- 宮下 雄治氏國學院大學 経済学部 教授
主な研究領域は、リテンションマーケティングとデジタルを活用したマーケティング。国内広告会社にて消費財メーカーのプロモーション立案に従事したのち、流通のシンクタンクにて小売企業のCRMとプロモーションの効果測定に携わる。その後、学術の世界に転身。デジタル経済やプラットフォーマーのAIやフィンテックを活用したビジネスを長年にわたり取材し、メディア寄稿や講演、学会での発表を行っている。主な著書に『こうして顧客は去っていく』(日本実業出版社、2024年)、『米中先進事例に学ぶ マーケティングDX』(すばる舎、2022年)、『新時代のマーケティング』(八千代出版、2023年)がある。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。経済学博士。
- 池田 紀行株式会社トライバルメディアハウス 代表取締役社長
1973年横浜生まれ。マーケティング会社、ビジネスコンサルティングファーム、マーケティングコンサルタント、クチコミマーケティング研究所所長、バイラルマーケティング専業会社代表を経て現職。大手企業300社以上の広告宣伝・広報・販売促進を支援。JMA(日本マーケティング協会)マーケティングマスターコース講師。年間講演回数は50回以上、延べ3万人以上のマーケター指導に関わる。近著『業界別マーケティングの地図』(日経BP)、『マーケティング「つながる」思考術』(翔泳社)、『売上の地図』(日経BP)、『自分を育てる働き方ノート』(WAVE出版)など著書・共著書多数。