振り返り記事
公開日:2024年4月3日

ブランド実践論②ブランドの測り方とマネジメント~再現性と継続性を生み出す数値化のポイント~ 振り返りレポート

目次

抽象度が高い概念である「ブランド」についての理解と、具体的な打ち手の検討に役立つ知識の習得を目的とした連続特別イベント「ブランド実践論」を開催しました。

全3回中第2回となる今回は、『ブランド・パワー ブランド力を数値化する「マーケティングの新指標」』(翔泳社)の著者であり、かつてユニリーバのロンドン本社でDoveのグローバル全体におけるブランド戦略設計をリードしたBrandismの木村さんをゲストにお招きしました。

ブランドは効果検証に限界があり、数値化が難しい非常に抽象的な概念であると考えられがちです。ブランドの重要度は認識しつつも効果検証を行わず、曖昧な状態のまま社内でブランディングに取り組んでしまうことも少なくありません。

今回は、ブランド規模の大小を問わずに実践できるブランディングの実現可能性や、再現性を高めるための数値化・KPI設計のポイントを解説いただきました。

ブランド・パワー ブランド力を数値化する「マーケティングの新指標」 木村 元 (著) Amazon.co.jpで購入する

誰でも“数値化”のポイントをおさえておく意味

大規模なブランディングキャンペーンや、ブランドに関する調査と数値化への取り組みは、予算が潤沢な大企業のみが必要かつ実現できることだと思われるかもしれません。

しかし、ブランドは売上にどのように影響しているのかや、どのような観点でブランドを計測するべきなのかという今回の内容を知っておくだけで、施策を行ううえで大失敗を回避することはできるはずです。

「自分たちの会社やブランドでは予算がなく数値化はできないから自分には関係ない」と思うのではなく、売上を構成する「ブランド・パワー」の要素を向上させるにはどうすればよいのかという問題意識を持ち続けることが大切です。

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