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公開日:2024年9月19日

クリエイティブジャンプの核心とは ~眼前の壁を飛び越える魔法の正体~ 振り返りレポート

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私たちが普段の業務でベースとしているロジカルシンキングは、筋道を立て、順を追いながら論理的・効率的に考える“連続的な思考”であるため、導かれる解がひとつに定まりやすいという特徴を持ちます。

結果、多くの人が似たような打ち手を採用した結果としてコモディティ化を招き、類似の商品・サービス同士の競争に巻き込まれ、行き詰まってしまうことが少なくありません。

このような状況において、目の前の難題を突破していくために必要なのが“非連続な思考”から生まれる「クリエイティブジャンプ」です。

今回は『クリエイティブジャンプ 世界を3ミリ面白くする仕事術』(文藝春秋)を執筆された、株式会社水星代表取締役CEO / ホテルプロデューサーの龍崎翔子さんをゲストにお招きして、クリエイティブの力で逆境を突破する“非連続な思考”の技術について解説いただきました。

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クリエイティブジャンプとは?

現状と理想のギャップを埋めるためには、ロジカルに筋道を立てて解決策を考えることが一般的です。そのようなアプローチでギャップが埋まらないときに、一見非連続な思考で飛躍的に事態を進展させたり、課題解決につなげたりする考え方がクリエイティブジャンプだと龍崎さんは定義しています。

寿司屋の例で考えてみましょう。「繁盛しているのに人が足りない」という問題に直面したとき、ロジカルに考えると「採用活動を行う」「オペレーションを改善する」などの解決策が浮かぶのではないでしょうか。一方で、その問題をクリエイティブジャンプで解決した例が、回転寿司です。

「回転するレーン上で寿司を運ぶ」という発想一つで、さらなる客数アップや回転率の向上、そして人件費も減り、提供を急かしてくるせっかちな顧客に対する満足度も向上するなど、人不足を解消する以上の成果をもたらしました。

また、各課題(認知拡大、収益改善、CS向上など)に対してそれぞれ異なる施策を講じるのではなく、良いクリエイティブジャンプは多くの課題を同時に解決へ導くことができると龍崎さんは言います。

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