振り返り記事
公開日:2024年3月27日

売上と顧客~理論で学ぶ購買行動のメカニズム~ 振り返りレポート

目次
マーケティング戦略を検討するうえで、顧客理解は欠かせません。今回は中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科)教授で、『消費者行動論』(有斐閣)の著者でもある松下さんをお招きし、「消費者行動論」をテーマにしたイベントを実施しました。

松下さんは「マーケティング視点にもとづく消費者行動研究」「有効なマーケティング戦略のあり方を明らかにするための消費者行動分析」に日々取り組まれています。

購買意思決定を行うときに、消費者の中でどのような情報処理プロセスが起こっているのか、そして購買意思決定とマーケティングの関わりとは。

このようなメカニズムを理論枠組みによって把握することは、マーケティング施策を検討する際に有効な手立てになるはずです。今回は消費者行動論の入り口として、消費者行動論の概要とマーケティングに関連する購買行動の枠組みについて解説いただきました。

消費者行動論--マーケティングとブランド構築への応用 (有斐閣アルマ) 青木 幸弘 (著), 新倉 貴士 (著), 佐々木 壮太郎 (著), 松下 光司 (著) Amazon.co.jpで購入する

消費者行動論を学ぶことの重要性

今回のイベントのテーマである消費者行動論は、『売上の地図』における「想起」に
直結する内容です。

想起とは「購入を前向きに検討してもらえる好意的な選択肢の集合体に入ること」を表します。言葉にすると単純ですが、想起されるときにどのような行動や情報処理が行われているのでしょうか。これを理解することは、どのように想起を高めるのかという戦略の再現性を高めることにつながります。

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