振り返り記事
公開日:2024年1月29日

売上とZ世代 ~Z世代の価値観と消費行動の原則~ 振り返りレポート

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これから「消費者の主役」となるZ世代。

2020年前後からZ世代に関する記事や書籍が取り上げられ始め、マーケティングにおける新しいターゲット層として注目を集めています。

急激に変化する環境の中で生まれ育ち、スマートフォンやSNSの存在がアタリマエの彼・彼女らは、どのような価値観を持ち、消費行動をとるのでしょうか。

今回の特別イベントは、毎月200人のaround20(15~24歳)の生の声に触れ続けており、『SHIBUYA109式 Z世代マーケティング』(プレジデント社)の著者でもある長田さんをゲストにお迎えしました。

Z世代の実態や、マーケティングの現場でZ世代と向き合うための考え方を解説いただいたイベントの内容をまとめます。

Z世代とは?

Z世代が何年生まれの範囲を指すのかについては文献によって異なり、明確な定義はありません。本記事では1996年〜2012年生まれの人々をZ世代とします。年齢で言うと、2024年時点で12〜28歳の人たちであり、小学生から30歳手前までかなり幅広い年齢層を指しています。

※ こちらの図版は池田の『売上の地図』(日経BP)に記載されている世代表です。Z世代は1996年〜2015年生まれとしていますが、長田さんは1996年〜2012年生まれをZ世代と定義しています。本記事では、長田さんの定義に合わせています。

たとえば2000年生まれの場合、幼稚園時代にmixiやブログが登場し、小学校時代にはYouTube、X(旧Twitter)やFacebookといったサービスがすでに存在していました。そして、小学校高学年の頃にはスマートフォンとLINEの普及が始まっています。

中学生からInstagramを使いこなし、その後にTikTokを利用しています。Z世代が注目を集めている理由として、これから消費や社会の中心となっていく世代であるということはもちろん、物心ついた頃からSNSが当たり前のように存在する人生を歩んできた世代だからということも挙げられるでしょう。

SNSを駆使するZ世代には、彼・彼女たちが起点となって、商品やサービスのことを広い世代へ伝播していくことができるポテンシャルがある、と長田さんは言います。

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